子供の将来の事を考えてできるだけ早い段階で、有名な幼稚園に入れたい親が増えていますが、幼稚園受験に関しては、子供を見る受験というよりも親を見る受験といっても決して過言ではないように感じます。これは有名私立幼稚園であればあるほどその傾向が強くなり、3年保育つまり年少から入る場合には8割から9割、年中から入る場合には7割から8割は親を見て合否を決めると言われています。もちろんこれは親に対しての質問への受け答えだけでなく、育児の現状を子供の所作などから判断することも含まれます。その為、子供ばかり気にして自分の行動などを疎かにしてしまうと決して良い結果には結びつきません。ここでは幼稚園受験を前に、子供に関する準備と親に関する準備を紹介します。

受験に際して必要な子供に関する準備

幼稚園に入る年頃というのは、親の言うことを聞かなくなり始める第一反抗期の時期となり、なかなか言うとおりに行動してくれない事が多くなります。また人生で一番といっても良いほど周りの大人から可愛がられる時期でもあります。そこで必要なことが躾です。現代の親は、あまり叱ることをせず、褒めて伸ばす傾向にあります。しかし褒めてばかりでは行動の良し悪しを判断することを怠ること繋がります。その為、間違った行動をしたときには必ず叱ることも必要な育児の方法です。また受験会場では、試験官と子供だけで面接等を行わなければならないケースが非常に多いです。その時に、親と離れることが寂しくて泣くなどの行為は決して悪いことではありません。ただ親のほうも子離れをする準備を日々の生活で心掛けるできです。

受験に関する親が準備するべき事

受験に際して親はまず幼稚園選びから始めなければなりません。幼稚園選びで重要なのは子供にとって良いかという点です。良く陥りやすい事が、保育時間が長い、園のバスが自宅の近くまで来てくれるなど親の目線で幼稚園を選ぶ事です。あくまでも幼稚園は子供の成長を助ける施設ですので、子供が有意義に過ごすことができる環境の幼稚園を選ぶべきです。幼稚園を絞り込んだらホームページなどで情報を調べましょう。年間行事などはどのようなものでいつあるのかなど親も参加するものもありますので事前に調べられるものは調べておきましょう。その上で、試験の面接の過去問などがわかるようであれば調べておきましょう。最後に願書ですが、願書の提出期限というのは各市町村で違いがありますので提出期限などに気をつけましょう。